当記事では、海外FXでメキシコペソをトレードする際の注意点についてまとめています。
海外FXでメキシコペソ取引ができる業者
海外FX業者では、XMがメキシコペソを取引することができます。
多くの人は、ドル円、ユーロドルといったメジャーな通貨ペアをトレードしていますが、メキシコペソを取引する人はあまり多くはいないかもしれません。
メジャーと違い、マイナー通貨ペアは取引に慣れずに躊躇する人もけっこういますが、ポイントをしっかりと抑えれば恐れるものではありません。
メキシコペソとは
メキシコペソはメキシコの通貨で新興国通貨に属し、マイナー通貨として扱われます。
通貨表示の記号は、ドルと同じ$で、(Mex$)との表記で、米ドルと区別しやすくすることもあります。
メキシコペソは米ドル、ユーロ、円といったメジャー通貨ペアに比べて、価値が低く、世界的な恐慌の影響を受けやすいです。
これまでも1998年「アジア通貨危機」、2002年「ITバブル崩壊」、2008年の「リーマンショック」、2016年の「トランプショック」、2020年「コロナウイルスショック」の大暴落があります。
地理的にもアメリカに近くアメリカ経済への依存度が高いので、アメリカ経済の動向が、そのままメキシコ経済にも影響を与えることが多いです。
XMでのメキシコペソの稼ぎ方
メキシコペソのようなマイナー通貨ペアも稼ぐ戦略としては、他のメジャー通貨ペアと基本的には同じで、為替差益での利益を狙います。
新興国のマイナー通貨はメジャー通貨と比較すると取引量が少ないので、ボラティリティが高いため、値動きが大きくハイリスクですが、マイナー通貨の中ではメキシコペソは比較的メジャー通貨に近い格付けを得ており、信頼性も高いです。準メジャー通貨といってもいいでしょう。
世界恐慌や要人発言での暴落は大きいですが、その値動きの大きさからメジャー通貨よりも旨みが大きいと考える上級者トレーダーは多いです。
適切なトレードシナリオと正しいロスカットを入れておくことでメキシコペソで利益をあげることは十分に可能です。
メキシコペソ円はXMにはなし
XMtradingでメキシコペソの取引を行えるのは、対米ドルだけで対円はありません。
米ドルメキシコペソ(USDMXN)だけです。
つまり値動きはアメリカとメキシコの関係性を把握すれば十分です。
メキシコがアメリカ経済と深くつながっていること、米ドルを基準にして、わかりやすいチャートの動きになるのが、XMでのメキシコペソ取引のメリットの一つです。
XMでのメキシコペソでスワップポイント戦略
メキシコペソでのメリットは、高い政策金利があります。金利が高いので、メキシコペソを持っているだけで高い利息がもらえるわけです。
ただ預金ではなく、XMでは米ドルとの取引になるので、米ドルメキシコペソ(USDMXN)の通貨ペアにかかる金利が利益になります。
メキシコペソを持つことは、米ドルを売ることです。つまりUSDMXNの通貨ペアを売りでホールドすることです。1ロット(10万通貨)で、毎日900円の利益です。(相場は日によって変わりますので、スワップ計算機を活用しましょう)
もちろんずっとホールドしておいて、毎日スワップポイントが入ればこんな楽なことはありませんが、為替レートが日々変わることで、為替差損が出ることも考える必要があります。この場合、スワップポイントでの利益以上の損失が発生してしまいます。
メキシコペソのスワップポイント狙いであれば、ハイレバレッジをやめて、まずは低いレバレッジ、そして取引ロットも最小からはじめていきましょう。為替変動が大きいので、それに耐えられる資金管理を行う必要があります。
メキシコペソの安値圏で購入することが不可欠です。チャートを参考にしてメキシコペソが安いタイミングを狙うようにしましょう。