MT5は、非常に優れたトレードツールで今度のFX界隈でのNo1シェアになっていくことは間違いありません。
MT5採用業者は今後も増える一方ですが、MT5は日本国内の業者や証券会社はおすすめできません。
その理由について解説しました。
MT5は日本の証券会社は避けるべき
MT5もようやく日本の証券会社が採用をはじめました。
2021年時点ではアヴァトレード、オアンダ、フィリップ証券の3社がMT5をトレードツールとして採用しています。
ただし、MT5のある業者の中でも国内業者には多くのデメリットや短所も存在するのです。
「日本FX業者だから安全」
「日本の証券会社は信用できるから」
と考えていたらその考えは間違っているので改める必要があります。
国内業者を止めた方がいい理由について説明していきます。
1、借金や追証のリスクあり
国内FX業者は、入金額以上のマイナスになってしまうことがあります。
急激な相場の変動時は、ロスカットしようとしても決済されずに、ずるずるとマイナスを引っ張ってしまうことが現実としてあるのです。
つまりそれが借金になってしまうわけです。
海外FX業者の場合、自分の口座の有効証拠金を上回る損失が発生してしまった場合に、その損失分を会社側で負担してくれます。つまり顧客にとっては、入金額以上の損失になることが絶対にないため安心してトレードに専念できるというわけです。
2、低いレバレッジでFXのメリットが生かされない
国内FXのレバレッジは、一律で25倍制限となっています。これは国内業者では例外ありません。
対する海外FXのレバレッジは、平均でも400~500倍となっています。XM は888倍のレバレッジとなっています。
レバレッジとは「テコの原理」のことですが、レバレッジの倍率が大きくなるほど、自分の手持ち資金に対して大きなロットでトレードができるようになります。
資金効率が格段に高まるわけです。
例としてXMと、dmmFXで比較してみます。
XMと国内FXの最大取引数量の違い
XM dmmFX
レバレッジ 888倍 25倍
最大取引数量 約89万通貨 2万5,000通貨
ドル/円=100円、証拠金維持率100%の場合
こうやってみると、最大取引数量がまるっきり違うのが分かります。
海外FXが、少額の資金で一気に増やすことが可能になるのです。
不透明なDD方式メイン
国内FX業者はDD(ディーリングディスク)という取引方式を採用しています。
これは提示するレートにディーラーの裁量判断が入り約定に影響を及ぼしてしまうのです。
DD方式では、業者内で注文を処理して完結させるため、多頻度売買のような大量の注文が入ることを嫌がります。スキャルピング禁止といっている会社は、DD方式が多いです。
対するNDD方式は、提供されるレート、取引の透明性・公平性でメリットが大きいです。世界の主流はNDD方式です。
取引可能銘柄数が少ない
国内FXは取引できる通貨ペア数が少ないです。
ドル円、ユーロドル、といったメジャー通貨ペアしか取引しないのであれば問題ないでしょうが、銘柄が少ないということは取引のチャンス多いのが特徴です。海外FXと国内FXの主な3社で、取引できるFX通貨ペアの数を比較してみましょう。
海外FXと国内FXの通貨ペア数
FX業者名 通貨ペア数
海外FX XM 57
Titan FX 57
FXGT 48
国内FX DMM FX 20
ヒロセ通商 50
SbiFX 34
みんなのFX 27
メジャー通貨ペアだけであれば大きな差はありませんが、マイナー通貨ペアになってくると差が出ます。また株式、商品、仮想通貨といった種類も同じ口座で取引できるのが、海外FXの強みです。